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2021.04.22

本校では、定期テストを年間5回行っています。(1学期中間テスト、1学期末テスト、2学期中間テスト、2学期末テスト、学年末テスト)

在校生にとって今年度初めての1学期中間テストまで、今日から数えてあと26日です。あと26日と聞くと、特に新入生である1年生にとっては、入学して間もないのにあっという間に中間テストがあると思う人もいるかもしれません。しかし、焦る必要はありません。今から、計画的に学習を進めていけば大丈夫です。

よく本校の生徒から、「テスト勉強を2週間前、1週間前から始めよう」「僕は・私は、追い込まないとできないタイプだから3日前からテスト勉をしています」などと言った声を聴きます。確かに、テスト勉強に対する熱意が伝わってくる言葉ですが、どの生徒も短期集中型で、テストで点数を取るために一気に知識を詰め込んでいるように感じます。確かに、高得点を目指して努力を重ねることは大切です。しかし、短期集中詰め込み型のテスト勉強は非効率です。なぜなら、人々の記憶とは時間が経つ度に忘れていきます。例えば、人は何かを覚えても、20分後には40%以上、1時間後には50%以上、1日後には70%以上忘れてしまうと言われています。この現象を「エビングハウスの忘却曲線」と呼びます。ですので、定期テスト直前にテスト勉強に取り組むということは、過去に学んだことが記憶から薄れ忘れた状態の0ベースに近い状態から、今一度やり直すということになります。なので、非効率な学習になります。

授業で学んだことを記憶として定着させるためには、何よりも日頃の授業の予習や復習を行うことが大切です。特に、今日の授業で学んだことを当日中、3日後、1週間後・・・などと繰り返し復習することが、記憶の定着と共に、最も効率的なテスト勉強になります。そうすることで、定期テストの直前になって、焦って短期集中詰め込み型のテスト勉強をする必要もなくなります。

ぜひ、普段の授業で基礎をしっかり固め、学習の土台作りをしてほしいと思います。

3年生のあるクラスの本日の『古典』の授業風景