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2022.01.07

3学期始業式を行いました

正月気分もだんだんと薄れ、いつもの日々が学校に戻ってきました。今日から、今年度最後の学期である3学期が始まりました。今学期初日を迎えるにあたり、始業式が執り行われました。

3学期始業式では、校長先生から「良き習慣は才能を超える」「SDGs」「『3だけ主義』に陥らない」ことの3つをテーマにお話しがありました。

 

以下に校長先生のお話の一部を紹介したいと思います。

 

「良き習慣は才能を超える」

各自がそれぞれ目標を持って今日、この第3学期の始業式に臨んでいることと思います。まずはその目標を大切にしてください。この新しい年の始まりに当たって、自らの目標に向けた行動を、どんな小さなことでもいいですから実行し、継続する、やり通す決意を固めてほしいと思います。

人間は習慣の生き物です。何事も習慣化すると意外に容易にできるものです。まずは 1 週間、次に 1 か月と、目標に向けた習慣づくりを心掛けてください。皆さんの今年の成長を祈ります。

 

「SDGs」

例年のことですが、今年も正月、新聞等のメディアでは、社会の在り方を考える特集記事や報道が数多くありました。私の印象では、「SDGs」をキーワードとした“世代を超えた持続可能な社会を作ろう”という内容が、これまで以上に多かったように思います。

「SDGs」の達成を目指す2030年まであと8年です。そう考えると皆さんには、単に「SDGs」を知っているということだけではなく、“世代を超えた持続可能な社会を作る”ために、高校在学中からなんらかの行動を起こすことが求められています。

“世代を超えた持続可能な社会を作る”という誰もが納得できる大きな目標が世界中で定められ、人々が関心を高めている一方で、残念ながら社会の中には同時にそれを阻むものがあることも事実です。

 

「『3だけ主義』に陥らない」

皆さんは「3だけ主義」という言葉を聞いたことがありますか。具体的には「今だけよければ」「金だけ儲かれば」「自分だけよければ」という生き方や考え方を指すものです。有識者の方々によれば、特に日本では近年、どうもこの「3だけ主義」が社会の中で広がりを見せてきており、それ故、様々な問題が起こっている、そしてこの「3だけ主義」こそが、“世代を超えた持続可能な社会を作る”、つまりは「SDGs」が目指す社会づくりを阻む大きな原因となっていると警告をしているのです。

①「今だけよければ」ではなく、「将来を見据えて今の生活の在り方を考え、送る」

②「金だけ儲かれば」ではなく、「お金では計れない、お金では買えない、人として本当に価値あるものを探す。見つける。そして、それを大切な目標とする」

③「自分だけよければ」ではなく、「人との繋がりを大切にして、周囲の人とともに一緒に幸せを目指す。やさしさ。おもいやり。いたわり。」

是非、この1年、3つの考え方を大切にして日々の生活を送って欲しいと思います。

最後になりましたが、生徒の皆さんにはこの3学期も引き続き新型コロナウィルス感染症への予防対策をお願いします。そしてその上で、3年生は卒業に向けて最後を締めくくるにふさわしい高校生活を、1年生2年生は学年のまとめとなるような高校生活を送ることを期待します。