NEWS

2021.05.17

いよいよ明日から1学期中間テストが始まります

明日から『1学期中間テスト』が始まります。1年生にとっては、高校生になって初めての定期テスト。2・3年生にとっては、今年度になって初めての定期テストになります。

テスト前日の今日、少しの不安と焦りを感じている人もいるのではないでしょうか。定期テストで全力を出し切るには、焦りは禁物です。生徒のみなさんと話していると、「明日のテストに向けて、今夜は一つでも多くのことを丸暗記してきます」「今日は、数多くの問題を解かないと不安だ」「今夜は、徹夜でテスト勉強を頑張ってきます」といった声を聞きます。これらの言葉から、定期テスト前日に、熱を入れて勉強に励もうとする気持ちが伝わってくるのですが、テスト前日の取り組みとしては不安が残ります。なぜなら、テスト前夜から、すでに定期テストが始まっていると言っても過言ではないからです。テスト前日の詰め込み型の勉強はお薦めしません。なぜなら、前日の夜遅くまで勉強していると、翌日は寝不足になり、テスト中に眠気に襲われる可能性が高くなるからです。さらに、睡眠時間の削減は、集中力が減反し、頭の回転も鈍くなり、せっかく覚えたことや解けた問題が解けなくなったり、ケアレスミスにつながりやすくなります。つまり、これまでテスト勉強をしてきたことが十二分に発揮できず、本末転倒です。

これまで定期テストに向けて取り組んできた成果を、当日のテストで100%発揮するには、テスト中に集中できるように自分自身のコンディションを整える準備が必要です。この準備とは、特段難しいことではなく、至って簡単なことです。それは、テスト前日の今日は、いつも通りの生活を送り、充分な睡眠時間を確保することです。これまで、明日から始まる中間テストのテスト勉強をやってきた人は、今日は一通り目を通してください。そして、今夜はゆとりを持って寝ましょう。

また、人間の集中力が高まるのは起床後3時間後だといわれています。そのため、テスト当日は試験開始の3時間前に起床すると良いと言われています。ただ、早起きができない人やこれまで生活リズムが整っている人は、無理をして調整する必要はありません。ただ、登校時間まで、あまりにもギリギリまで寝ている人は、明日の朝、余裕をもって起きることができるように、何時間寝るかを決めてから寝る体勢をつくってください。例えば、試験開始の3時間前の6時に起きる場合は、7時間寝るなら23時、8時間寝るなら22時と寝る時間を決めてから、テスト前日を過ごすことをお薦めします。

そして、明日の朝は、朝食をとって登校してください。特に脳の働きを活発にさせるには、糖が必要です。糖は炭水化物が分解されてできるので、白米が良いと言われています。もちろん、パンでも大丈夫です。白米のほかにも、フルーツを取ることでビタミンを摂取することができます。特に、ビタミンBは、脳のエネルギー補給を助けると言われています。また、バナナは消化も良く、すぐにエネルギーに変わるのでお薦めです。

テスト前日の今日と当日の朝の時間の過ごし方を意識しながら、明日から始まるテストで、これまで取り組んできた力が発揮できるようにしましょう。

生徒のみなさんのテストでの健闘を期待しています。